今日は前回の記事で触れた、
「サーバー側でのバックアップサービスについて」書いていきます。

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サーバー移転の際に移転決意のきっかけにもなった自動バックアップ機能。

全てのホスティング会社ではないのですが、
レンタルサーバーのホームページデータやデータベースを
自動でバックアップを取り、
万一の際にデータ提供してくれるサービスが増えてきています。

・バックアップも無料、引き出すのも無料
・バックアップは無料、引き出すのは有料
・オプション(有料)で申し込みをすれば、引き出すのは無料

と、いずれも非常に有効なサービスだと思います。

これは、WordPressへのブルートフォース攻撃などの対策の一環として
装備するようになった、ということだと思います。

もちろん自身で手動のバックアップを取れるならそれでも良いし、
自動バックアップのプラグインを利用するなどの方法で万一に備えるというのは
これまでの方法でしたが、
手動のバックアップは少し敷居が高かったり、
プラグイン利用の場合は、、特にデータ量などが増えてくると
エラーを起こしたりするケースも多いのですよね。

ここ数年の間に増加の一途をたどっていたセキュリティ問題は
頭ではわかっていても、被害に合う機会がないと、どこか他人事のように感じてしまいがちです。

「万一に備える」というのは
なかなかできないことなんですよね。
でも、どういったセキュリティ問題であっても、
とりあえずバックアップさえとってあればなんらかの形での復旧は可能なわけですから、
ここは絶対にはずしたくないことです。

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それからまだ誤解をしている方も多いですが、
WordPressはデータベースだけをバックアップしても不十分です。

データベースは主に投稿した文章の「文字」の部分ですから、
アップした画像やテンプレートであるテーマ、その他の設定などは、そこにはありません。

データベース
サーバー上にアップされているWordPress関連の全データ

の両方が必要です。
データベースは、借りたサーバースペースにあるわけではないので
それぞれ別にバックアップを取ることが必要なのです。

別々にバックアップを取るというのは結構ハードルが高いと思いますので
BackWPup」など、両方を一気に自動でバックアップを取ってくれるプラグインなどを
活用してきたわけですね。

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これに代わって、サーバーの方でバックアップを取ってくれるサービスがあるのは
かなりの安心要素になるということがおわかりになるかと思います。
ただ、どんなものも100%ということはありませんので、
両方で備えられればかなり間違いないということになるかと思います。

ちなみに、大手さくらインターネットさんは、バックアップはしてくれているのですが、

何ぞの時に提供してくれるものとは違い、
さくらさんサイドでのサーバートラブル時にも安心ですよ、という意味の
バックアップのようなので、注意が必要です。

ご利用のサーバーでバックアップサービスがあるかどうか確かめてみてくださいね。